メディカルアロマ入門!科名別全精油一覧とケモタイプ精油と主な基材
原液注意!アロマ精油は必ず希釈して使用しましょう
精油は、1滴でも高濃度で皮膚に対して刺激が強いため原液塗布は原則として厳禁です。
アロマトリートメントの際はアロマ精油をキャリアオイルで希釈する必要があります。
希釈する素材を『基材(きざい)』といいます。
基材による精油の希釈濃度は、使用目的や部位などにより異なります
顔には0.5%以下、全身使用の1%以下での希釈使用が一般的です
アロマの楽しみ方によって使用する基材が異なります
- 芳香浴(ディフューザー使用)の基材・・・水道水
- 部屋用アロマミストの基材・・・・・・・精製水、無水エタノール
- アロママスクスプレーの基材・・・・・・芳香蒸留水、精製水、無水エタノール
- トリートメントオイルの基材・・・・・・キャリアオイル
- 手作り化粧水の基材・・・・・・・・・・芳香蒸留水、無水エタノール、グリセリン等
- 手作りクリームの基材・・・・・・・・・芳香蒸留水、キャリアオイル、シアバター等
- 手作りリップクリームの基材・・・・・・ミツロウ、キャリアオイル
- 沐浴・部分浴時等の基材・・・・・・・・バスオイル、天然塩
ティッシュに精油を垂らしてを使用するタイプの芳香浴以外は
全て基材でアロマ精油を希釈して使用しましょう
手作りトリートメントオイルや化粧品は早めに使い切りましょう
?アロマ精油の化学や作用を学ぶと精油選びが楽しくなります→【7】
精油名一覧(科名別)
「科名」は、品質が確かなアロマ精油を見極めるためにも覚える事が大切です。
資格取得試験でも必ず出題される傾向があります。
【アカザ科】
『ワームシード』
【イネ科】
『ウインターレモングラス』『シトロネラ』『シトロネラ・ジャワ』
『パルマローザ』『レモングラス』
【ウルシ科】
『マスティックトゥリー』
【エゴノキ科】
『ベンゾイン』
【オミナエシ科】
『スパイクナード』『バレリアン』
【カネラ科】
『シナモスマ・フラグランス』
【カンラン科】
『エレミ』『フランキンセンス』『ミルラ』
【キク科】
『イヌラ』『カモマイルジャーマン』『カモマイルローマン』『タナセタム』
『タラゴン』『ヘリクリサム』『マグワート』『ヤロー』
【クスノキ科】
『クロモジ』『シナモン・カッシア』『シナモン(樹皮)』『シナモン(葉)』
『ホーウッド』『ラヴィンツァラ』『リトセア』
『ローズウッド』『ローレル』
【クマツヅラ科】
『ランタナ』『レモンバーベナ』
【コショウ科】
『ペッパー』
【シソ科】
『アルベンシスミント』『ウインターセボリー』『オレガノ』
『カラミント』『クラリセージ』『スパニッシュセージ』『セージ』
『タイム・ゲラニオール』『タイム・サツレオイデス』『タイム・チモール』
『タイム・ツヤノール』『タイム・パラシメン』『タイム・マストキナ』
『タイム・リナロール』『バジル』『パチュリ―』『ヒソップ』
『ヒソップ(匍匐性)』『ベチバー』『ベルガモットミント』『ペパーミント』
『ホーリーバジル』『マジョラム』『マジョラム・ウインター』
『ラベンダー・アブリアリス』『ラベンダー・アングスティフォリア』
『ラベンダー・グロッソ』『ラベンダー・スーパー』『ラベンダー・ストエカス』
『ラベンダー・スピカ』『ラベンダー・レイドバン』『レモンバーム』
『ローズマリー・カンファ―』『ローズマリー・シネオール』
『ローズマリー・ピラミダリス』『ローズマリー・ベルベノン』
【シキミ科】
『スターアニス』
【シナノキ科】
『リンデンブロッサム』
【ショウガ科】
『ジンジャー』『ターメリック』
【セリ科】
『アジョワン』『アニス』『オポポナックス』『キャラウェイ』『クエラ』
『クミン』『コリアンダー』『セロリ』『ディル』『パセリ』
『フェンネル』『ロベジ』『ワイルドキャロット』
【ツツジ科】
『ウインターグリーン』『ラブラドルディ』
【ニクズク科】
『ナツメグ』
【ハンニチバナ科】
『ロックローズ』
【バラ科】
『アーモンドビター』『ローズ』
【バンレイシ科】
『イランイラン』
【ヒノキ科】
『サイプレス』『シダー』『ジュニパー』『ジュニパー・モンタナ』『ヒバ』
【ビャクダン科】
『サンダルウッド』
【フウロソウ科】
『ゼラニウム・エジプト』『ゼラニウム・コルシカ』『ゼラニウム・チャイナ』
『ゼラニウム・ブルボン』
【フトモモ科】
『カユプテ』『クローブ』『ティートゥリー』『ニアウリ・シネオール』
『ニアウリ・ネロリドール』『マートル・シネオール』
『ユーカリ・ヴィミナリス』『ユーカリ・グロブルス』『ユーカリ・スミティー』
『ユーカリ・ディベス』『ユーカリ・ポリブラクティア・シネオール』
『ユーカリ・ポリブラクティア・クリプトン』『ユーカリ・ラディアタ』
『ユーカリ・レモン』
【プタエロクシラ科】
『カタフレイ』
【マツ科】
『アカマツ・ヨーロッパ』『アトラスシダー』『アンゼリカ(シード)』
『アンゼリカ(ルート)』『パイン』『バルサムモミ』『ヒマラヤスギ』
『ブラックスプルース』『ポンテローザパイン』
【マメ科】
『コパイバ』『トゥルーバルサム』『トンカビーンズ』
【ミカン科】
『オレンジ・スイート』『オレンジ・ビター』『グレープフルーツ』『ネロリ』
『プチグレン(葉)』『ベルガモット』『マンダリン』『ユズ』『ライム』
『レモン』
【モクセイ科】
『キンモクセイ』『ジャスミン(アブソリュート)』
【ラン科】
『バニラ』
「インストラクター」や「セラピスト」は覚えることが多くて
試験勉強中は『科名』と『学名』が後回しになりがち
早めに全部覚えましょう!
?資格取得試験では芳香成分と作用も覚える必要があります→【8】
購入時などに注意が必要な『ケモタイプ精油』について
以下は、それぞれ「フウロソウ科」で「葉」から精油が抽出されますが
産地(環境)が異なることで、香りも心身に期待できる作用も
異なるケモタイプ精油です。
- 『ゼラニウム・エジプト』・・・心と身体に幅広く有益
- 『ゼラニウム・コルシカ』・・・主に皮膚疾患に有益
- 『ゼラニウム・チャイナ』・・・主に真菌症に有益
- 『ゼラニウム・ブルボン』・・・主に消化器系疾患に有益
ケモタイプ精油を知っていたら、アロマに詳しい方の可能性!
以下は、それぞれ「シソ科」で「ラベンダー」の「花穂」から精油が抽出されますが
様々な要因から含有芳香成分が異なるため香りも心身に期待できる異なる
ケモタイプ(科学種)精油です。
- 『ラベンダー・アングスティフォリア』・・・モノテルペンアルコール類とエステル類
- 『ラベンダー・スーパー』・・・モノテルペンアルコール類とエステル類とケトン類
- 『ラベンダー・ストエカス』・・・ケトン類の含有量が多いことが特徴
- 『ラベンダー・スピカ』・・・酸化物類の含有量が多いことが特徴
- 『ラベンダー・レイドバン』・・・エステル類よりモノテルペンアルコール類を多い
ケモタイプに関わらず、精油には危険で怖い『禁忌』があります
注意してアロマ精油を購入しましょう
主なキャリアオイル一覧
『アルガン油』『イブニングプリムローズ油』『オリーブ油』『グレープシード油』
『スイートアーモンド油』『ファーナス油』『植物性スクワラン』『ホホバオイル』
開封から3~6ヶ月以内の使い切りが望ましいです!
スポンサーリンク