Cジャスミン瑠璃地楽と助手ゼラニウムが教えるハーブ、フィトケミカル

代替療法とナチュロパシー(自然療法)とホリスティック
ハーブは、植物代替療法でもあり、ナチュロパシー(自然療法)であると言われています。
身体の病気などの一部だけを観るのではなく、「body」‐「mind 」‐「spirit 」の観点で
「免疫系・内分泌系・神経系」や生体恒常性(ホメオスターシス)に働きかけ、自然治癒力を
高め、身体を正常に保とうとすることがナチュロパシーであり、それらだけでなく
心身が置かれている環境なども含めた、全体的な、包括的な視点で、健康や健康寿命
QOLなどにアプローチをすることなどが、ホリスティックな考え方であり
「ホリスティック医療」だと言われています。

アロマテラピーも、「ホメオスターシスに働きかける」ことが得意!
「body (身体)」、「mind (心)」、「spirit (精神)」!
心身のバランスを整えると昔から言われているにゃ!

アロマテラピーもハーブも、その他の代替療法も、現代では「統合医療」や
「ホリスティック」や「ホリスティック医学」などと
関わりが深いにゃ!
ハーブとは?
フレッシュハーブもドライハーブもメディカルハーブも、元を辿れば植物であるハーブ。
太古から人類は周辺の植物を採取し、様々な活用方法による実践を経て、現代に至ります。
古代エジプトでは、病気の治療に祈祷や呪文などで植物を用い、また生贄も主流でしたが
後に植物は、食品や観賞用としてだけでなく、薬や化粧品、香水や染料などにも使用され
近年では、西洋医学として用いられている医薬品の原材料として利用されています。

1つのハーブに多種多様な成分が存在することによる相乗効果や
多種多様な症状に有益であることが多く、またハーブは伝統的に
使用されてきたものであり、1種のハーブを疾病に対して作用が
判るほどに、一度に1種を多量に摂取する事も難しいなどの
点から明確な薬理作用は、全て解明はされておらず
研究中だという説もあると言われています

「ハーブ」と「メディカルハーブ」の違いについては、ティーなどとして
普通に適量を楽しむのであればハーブ、健康維持や心身の症状に
対して目的を持って使用し、特に薬理作用があるものを
メディカルハーブと呼ぶとも言われているにゃ!
ハーブとスパイスとアロマテラピー
ハーブもスパイスも対象が同じであるため、明確な区別はないと言われていますが
温帯で生育する緑色のものをハーブ、熱帯で生育する黒色や赤色、褐色などであるものを
スパイスと呼び、また、味がマイルドであるものはハーブ、味が独特であったり
刺激的なものはスパイスと呼ぶことが多いと言われています。

アロマテラピーの精油は、植物から抽出された芳香分子の集合体!
精油が含有成分であるハーブも存在しているにゃ
ハーブはどうやって心身に働きかけるの?
食事は、口から肛門までの消化管を経て、体内に吸収されなかったものは、体外に排出され
ます。ハーブは「食品」という扱いに分類されますが、一部のハーブやメディカルハーブは
薬理作用があるため、薬物代謝ルートを経て体外に排出されると言われています。
食事など《消化→吸収→代謝→排泄》
「口腔」→「食道」→「胃」→「小腸」→「大腸」→「肛門」→体外へ
※水溶性ビタミンなど:腸の毛細血管→門脈→肝臓→静脈→心臓→全身
※脂溶性ビタミンなど:小腸→リンパ管→胸管→静脈→心臓→全身
薬物代謝ルート《消化→吸収→分布→代謝→排泄》
「口腔」→・・→「小腸」→「肝臓」→「肝臓」→「腎臓」・「大腸」→体外へ
尿路
「腹大動脈」→「腎動脈」→「ボーマン嚢」→「細尿管」→「ヘレンループ」
→「集合管」→「膀胱」→「尿道」→体外へ

もろもろの代謝にも「ホメオスターシス」が関わってくるよ!
身体のメカニズムについては、アロマでも関わり深いにゃ!

水分を摂取して尿の排出する、「デトックス」も大切にゃ!
ハーブを楽しく使用するために学んでおきたいことは?
精油と同様に、『学名』や『科名』、『部位』も大切ですが、ハーブは「有用植物」。
「フィトケミカル成分」をはじめとする『主要含有成分』、『作用』や『適応』などを
理解することも大切です。

「フィトケミカル成分」とは、植物に含有されている、色や味や香りなどで抗酸化作用を持つことが多く、穏やかに、相乗的にさまざまな働きがあると言われているにゃ!

もちろん、禁忌や注意事項を把握することも大切です!
ハーブの影響について基本を理解しましょう
ハーブには危険な作用もあるため使用方法と併せて注意が必要です。
- 同じハーブを同じ方が使用でも体調等で作用の度合いが異なります
- ハーブによっては使ってはいけない方(禁忌などがある方)もいます
- ハーブに含有される芳香成分ごとにそれぞれ特有の作用があります
- 同じハーブを使用しても影響の度合いに個人差があります
- どのハーブでも劣化したら人体に悪影響を及ぼします
品質の高い高機能なハーブを見分けるポイント
『学名』や『原産地』、『賞味期限』などの記載がされていることも大切ですが
化粧品でいうと「全成分表示」の義務に値するように、ハーブやメディカルハーブは
「食品表示法」として「栄養成分表示」の義務づけられるようになりました。
「食品衛生法の指定成分」の表示や、「指定成分の含有食品に食品表示 ※一般の食品の
他に追加すべき内容」の表示あるとより安心です。

オーガニック表記等があるか否かもひとつの指針になるにゃ!
(オーガニックに準ずる条件で生産されていても、生産者様の
ご意向によりオーガニック申請をしないことで
認証マーク等がついていない場合もあります)

ハーブは「食品」扱いですが、飲用以外の使用方法もあります
オーガニックについても学び、使用方法や目的などによって
品質により異なるハーブを使い分けるのも1つの方法にゃ
フィトケミカル成分の主な取り出し方と主な基材
- 水溶性成分を『ハーブティー』として抽出する基材・・・・・・・水やお湯
- 脂溶性成分を『浸出油』として抽出する基材・・・・・・・・・・植物油や食用油
- 水溶性と脂溶性成分を『(ハーブ)チンキ』として抽出する基材・・アルコール
- 『ハーブコーディアル(シロップ)』として抽出する基材・・・・・水、砂糖、レモン汁
- 『ハーブハニー』として抽出する基材・・・・・・・・・・・・・はちみつ
- 『ハーブビネガー』として抽出する基材・・・・・・・・・・・・酢
- 『ハーブパウダー』・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・粉末にする

『精油』も「フィトケミカル成分」だと言われています。
アロマテラピーについてのページも見て欲しいにゃ
代表的なフィトケミカルは?
「フィトケミカル成分」は大きく分けて5つに分類されていると言われています。
- テルペノイド(テルペン系)・・・リモネン(柑橘系)、メントール(ミントなど)、他
- カロテノイド・・・・・・・・・リコピン(トマトなど)、β‐カロテン(人参)、他多数
- ポリフェノール・・・・・・・・アントシアニン色素(ブルーベリーなど)、他多数
- 含硫化合物・・・・・・・・・・イソチオシアネート(わさび、大根など)、他多数
- 多糖類・・・・・・・・・・・・β‐グルカン(きのこ類)、イヌリン(ごぼうなど)、他

「テルペノイド」は、アロマやハーブの化学にも出てくるにゃ
「イソチオシアネート」は、辛み成分で抗ガン作用や免疫力を強化することで有名です。
それぞれの成分には、心身への多種多様な作用があると言われています。

上記に記載した成分名や食品名も、ほんの一例で他にも
沢山あります。奥が深く、食事に通じることなので
調べてみるのも楽しいと思うにゃ!
既往症をお持ちの方や服薬中の方などは、ご自身で広く調べたり
医師や専門家などに相談されると安全だと思っているにゃ!
ハーブもアロマも『自己責任使用が原則』です
- 類似品も多々ありますが、品質の確かなハーブを使用しましょう
- ハーブは体調等に合わせて、様子を見ながら使用しましょう
専門的な書籍などで調べてから使用する事が安全使用に繋がります - ハーブ等は劣化するため製造年月と開封時からの消費期限を確認しましょう
劣化したハーブは心身に悪影響を及ぼします - 開封後は直射日光に当てないように冷暗所で保管しましょう
- 妊娠中の方や授乳中の方、乳幼児の方へは注意が必要です
- 治療中の方や服薬中の方、既往症をお持ちの方は禁忌がある場合もあります
ハーブを用いることで望んでいない悪影響が心身に起こる場合もあるため
服薬中の方や既往症がある方々は確認してから使用しましょう - 精油は日本では雑貨扱い、ハーブは食品扱いですが【薬理作用】があります
専門家や医師や薬剤師への相談する事でより安心に使用できる場合もあります
服薬中の方は精油やハーブとの相互作用があるから気をつけて! - ハーブ等は「原則として自己責任使用」です。
良い作用も悪い作用(禁忌や注意)なども把握をしましょう
用法・容量・活用期間を守って利用しましょう

アロマテラピーもハーブも『PL法』にも注意が必要です。
手作り化粧品などは、自分で楽しむために作成したものであり
第三者に製品として販売することは禁止されているにゃ!