ハーブ一覧・作用・適応・薬物相互作用・化学、ハーブティーの淹れ方
服薬中の方は、ハーブとの薬物相互作用に注意!
西洋医学の代名詞でもある合成薬は、植物から単一成分を取り出し作成されています。
食品とハーブ(有用植物)も、「相互作用」があるため、食事などの際に注意が必要ですが
医薬品とハーブには「薬物相互作用」があるため、疾病の治療中の方や
服薬中の方などは、特に注意が必要です。
代謝の仕組みも踏まえて、ご自身の体調などと使用するハーブを配慮して
正しく安全に、調べるなどをしてから活用することが大切です。
ハーブは天然物!心臓病の薬のジギタリスは、有毒植物のジギタリス由来。
ハーブや植物などの天然物については、成分や作用などの有用性とともに
安全性の研究なども、近年は実施・注目されていると言われています。
ハーブ名一覧(科名別)
掲載数を増やすため、掲載休止中 (5月下旬までに公開再開予定)
ハーブの適応ってどういう意味?
「どのような身体の不調に有益か?」という意味が「適応」です。
成分と作用と適応について、ハーブ個々に対してを解明することは
ハーブの性質や、様々な理由から難しいと言われています。
書籍等で調べたり、専門店で相談をして購入すると良いかもにゃ✨
下記などのような記載を参考に選ぶこともオススメです!
【ハーブ名】【学名】【作用】【適応】【副作用・禁忌】
❝上記抜粋の一例❞
【ネトル 】【作用:利尿など】【適応:花粉症など】
【ヒース 】【作用:美白など】【適用:色素沈着など】
【マルベリー 】【血糖値調整など】【生活習慣病予防など】
【アーティチョーク】【肝臓機能亢進など】【動脈硬化など】
?品質の高いハーブ(上記の他にコチラにも配慮を)
注意が必要だと有名なハーブと医薬品の相互作用3選!
A:ハーブ『セントジョーンズワート』と医薬品『血液凝固阻止薬』など
切り傷などにも有益で、「天然の抗うつ」などと表現されることもある
『セントジョーンズワート』と、上記の薬を使用すると、薬の作用を
阻害すると言われています。また、様々な疾病に有益だと言われて
いるハーブである故に、様々な医薬品との相互作用があり、命に
関わる形になる可能性もあるとのことなので注意が必要です。
B:ハーブ『エキナセア』と、医薬品『免疫抑制薬』
免疫力を高めると言われている『エキナセア』は、上記の薬を
使用すると、薬の作用を激減させると言われています。
C:ハーブ『マルベリー』と、漢方薬『桂皮を含む薬』
食前、または食事と一緒に摂取すれば、ダイエットなどにも有益と
言われている『マルベリー』は、上記の薬を使用すると
過度に血糖値を低下させると言われています。
ハーブの使用で一番大事!主な薬物相互作用
ハーブは「食品」ですが、含有されているフィトケミカル成分によっては
「薬理作用」があります。
『No:005ハーブ、フィトケミカル 04|ハーブはどうやって心身に働きかけるの?』に
記載をさせて頂いている通り、「薬物代謝ルート」を経由し、服用されている薬の
効果を阻害するなど働きがあるハーブもあると言われています。
全てのハーブがそのような訳ではないのですが、使用する際には、ご自身の
体調などだけでなく、ハーブそのものの作用や影響などについて調べた上で
使用をすることが大切です。
また、場合により、医師や薬剤師の方に相談をすることも大切です。
にゃー!これは重要にゃ!『自己責任使用が原則』だし
服薬中や既往症のある方は気を付けて欲しいにゃ✨
ベーシックな使い方はハーブティー!
【お湯出しハーブティー】
- フレッシュハーブは洗い適量を、ドライハーブは適量をティーポットに入れる
- ティーポットにお湯を適量入れて、蓋をしめる
- 部位に応じた時間蒸らし、フィトケミカル成分を抽出する
- カップに注いで、できあがり
【水出しハーブティー】
- ガラス瓶等に適量のハーブを入れる
- ガラス瓶に水を適量入れて、蓋を閉めて、冷蔵庫に入れる
- 6~8時間置き、フィトケミカル成分を抽出した後にハーブを取り除く
- グラスに注いで、できあがり
◆フレッシュハーブ→1~3分
◆ドライハーブ:葉・花→3分、茎・根・実→5分
所要時間以上に長くハーブを湯水の中に置いていると浸出した
フィトケミカル成分が茶葉に戻ってしまうので気をつけて✨
ペットとハーブって?
犬にハーブパウダーを用いて食欲増進に役立てるなど、アロマテラピーの精油に
比べて、ハーブの方がペットには、なじみが深い方が多いかもしれません。
ハーブの中には、ペットが食べてしまうと、健康に良くないものも
存在しているため、注意が必要だと言われています。
ハーブは毎日使用して大丈夫?
アロマテラピーの精油(エッセンシャルオイル)は、長期間、同じ精油を使用することで
身体に蓄積してしまうことがあり、身体の負担になることがあると言われています。
ハーブの中には、精油成分が含有されているものもあります。また、精油成分を
含有していない一部のハーブに関しても、長期間飲み続けない方が良いと
言われているハーブもあります。
ハーブは「食品」に分類されています。食事も同じものを摂取し続けずにバランス良く
摂取することが良いとの事なので、ハーブも同様に、同種のハーブを長期するので
はなくお休み期間を作ったり、週に〇回まで飲用すると回数を決めたり、単一ではなく
複数をブレンドして飲用するなど工夫をして飲用することがオススメです。
「薬物相互作用」や「禁忌」と関わりがある1部のハーブにゃ✨
他にも沢山あるから調べて、ご自身で確認して欲しいにゃ✨
ハーブの化学と主な薬理作用
フィトケミカル成分は、「植物の二次代謝産物」。以下の3つのグループが有名です。
様々な薬理作用を示すのは、精油と同様に、様々な有機化学成分で構成されており
個々に、様々な作用や影響等があるためだと言われています。
A:テルペノイド(テルペン系化合物)
- サポニン・・・・鎮咳作用、去痰作用、抗炎症作用など
- 強心配糖体・・・強心作用、利尿作用など
- 精油・・・・・・免疫調整作用、抗ウイルス作用、鎮静作用、他多数の作用
B:フェノール性化合物
- アントラキノン・緩下作用など
- タンニン・・・・抗ウイルス作用、変異原および発がんプロモーター抑制作用
- クマリン・・・・光毒性作用など
- フラボノイド・・抗菌作用、胆汁分泌促進作用など
C:アルカロイド
- 鎮痛作用、血圧降下作用など
他にも、以下などがあるにゃ✨
「粘液質」「苦味質」「辛味質」「ビタミン」「ミネラル」
「テルペン」とか「フェノール」は精油の化学でも登場したにゃ✨
「精油も二次代謝産物」だからにゃ✨
【再確認!】安全に使用するために注意確認すること
- 類似品も多々ありますが、品質の確かなハーブを使用しましょう
- ハーブは体調等に合わせて、様子を見ながら使用しましょう
専門的な書籍などで調べてから使用する事が安全使用に繋がります - ハーブ等は劣化するため製造年月と開封時からの消費期限を確認しましょう
劣化したハーブは心身に悪影響を及ぼします - 開封後は直射日光に当てないように冷暗所で保管しましょう
- 妊娠中の方や授乳中の方、乳幼児の方へは注意が必要です
- 治療中の方や服薬中の方、既往症をお持ちの方は禁忌がある場合もあります
ハーブを用いることで望んでいない悪影響が心身に起こる場合もあるため
服薬中の方や既往症がある方々は確認してから使用しましょう - 精油は日本では雑貨扱い、ハーブは食品扱いですが【薬理作用】があります
専門家や医師や薬剤師への相談する事でより安心に使用できる場合もあります
服薬中の方は精油やハーブとの相互作用があるから気をつけて! - ハーブ等は「原則として自己責任使用」です。
良い作用も悪い作用(禁忌や注意)なども把握をしましょう
用法・容量・活用期間を守って利用しましょう
専門書などで確認をされるキッカケになると嬉しいにゃ✨
とてもだからこそ調べて欲しいにゃ
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